エー???という感じで決まった出版の話。実はその時私は無職で社会保険労務士の資格を受けるために資格の大原に通い始めた時でした。「絶対に負けられない試合がそこにある」という感じで8月の試験に向けて全身全霊をかけて勉強していた時でした。また本の出版の事も諦めかけていたので、なんでこんなタイミングでというタイミングでした。簡単に決まった出版の事。嬉しいの半分、時間がとられる焦りが半分でした。
出版社から帰って妻に報告してもむちゃくちゃ嬉しいという感じはしませんでした。
妻のほうも「タイミングなんてそんなものよ」という感じでした。
結局ここでは本を出版するという夢をかなえつつも社会保険労務士の勉強を両立させてまずは試験に合格し、本も出版し、その本をアピール材料にして社会保険労務士で転職しようという青写真を描きました。
実際は全くうまくはいきませんでしたが・・・・
これからどういう風に出版が決まるのだろうという期待と不安が入りまじり出版への道が始まりました。4月19日に出版が決まり、発売日も8月1日に決まりました。スケジュール的にはこんな感じです。
4月19日 出版が決定
4月25日迄 目次を決定、目次入稿
5月第1週 第1章入稿
5月第2週 第2章入稿
5月第3週 第3章入稿
5月第4週 第4章入稿
6月10日迄 最終入稿完了
7月10日迄 コラム、初めに、終わりに入稿
7月初旬 ペンネーム、タイトル、本のデザイン決定
7月中 現行の手直し、修正、微調整
8月1日 発売予定
という感じです。
発売の後も販売店周りもしてもらうという条件でしたので、地元の大きな書店20件ほどをまわりあいさつ回りもしました。「すいませんこの本の著者なんですが」というと何処の本屋さんの店員さんも喜んで貰えます。このあいさつ回りの出来事はまた次の機会にお知らせしたいと思います。
スケジュールの他に決まった内容は
①アマゾンキャンペーンは行わないという事。アマゾンキャンペーンとは発売直後には著者の色々な特典 DVDなどをつけて販売することや著者自らが大量に注文してアマゾンのランキングを瞬間的に引き上げる試みです。
②文章を書くときには言葉遣いには気を付けるという事。(です、ます調でかく)
③色々な読者に読んでいただくために、中学生でもわかるくらいの丁寧さで書くこと。
④帯などはどうするか、帯のタイトルはどうするか?(出た案が「ちょっと目先の変わった主婦達へ」「この本は奥様に見せないでください」など)
⑤節約方法の本なのでそれぞれの節約に難易度をつけること。難度1~4で分類する。(これは途中でやめようという事になりました)
⑥また読者対象をどうするかの話し合いもありました。サラリーマン中心にして、その他主婦というくくりでした。しかしこれは欲張りすぎてしまいました。本の装丁は主婦向けで内容はサラリーマン向けになってしまい、うまく行きませんでした。結局私の本は読者対象がはっきりしないまま世に出てしまい。ヒットすることはありませんでした。それはサラリーマンの方に向けて出した内容なのにほとんど書店では主婦向けのコーナーに置かれてしまいました。この辺が出版では難しいところです。これは出版社の方も一緒に反省課題となりました。
⑦原稿のやり取りなどは全てメールで行なう事。(途中で朱入り原稿を渋谷で待ち合わせてやり取りなどはありました)
⑧目次に関しては1項4ページ位で35項目位の目次を作る事。
⑨40文字×13行= 520文字=1ページを目安に作ること。
⑩35項目×4P=140ページを目安につくっていくこと。
⑪1つの章に2,3個コラムを入れて、はじめに、おわりにを入れて200P位で
作る事が決まりました。
私の時の本の作り方ですが、1ページあたりの分量もわからないのでこの目安はとてもありがたかったです。また目次案も35項目で作成とのことでしたがどの内容を選んだらよいのか分らなかったので、自分で書いた原稿を全て目次にして出版社の方に選んでもらうことにしました。出版が決まった日から1週間以内に目次を提出する約束だったので・・
その時点では自分の書いた原稿は400ページ(以降はPで省略)相当ありました。
ちなみにその時あわてて提出した目次案はこんな感じです。
[参考]
目次案
はじめに
月間家計簿
第1章 住宅ローンは、こうすれば6分の1に削減できる!
① 月88611円だった住宅ローンが14694円円に、住宅ローンが6分の1以下に
② 住宅ローンスタート。最初は何も知らず買っちゃいました。
③ 固定資産税や管理費や修繕積立金は想定外。
④ ローンの怖さ。利息ってそんなに払うのですね。
⑤ 繰り上げ返済をしてみると意外な効果が・・・
⑥ 金利の選択肢、何が1番有利か考えてみる。
⑦ 繰り上げ返済をしてきたけれど・・・なかなか減らない!!
⑧ 目標40歳までに住宅ローン完済
⑨ 預金連動型との出会い
⑩ 預金連動型想像していたとおりなかなか優秀です。
⑪ 預金連動型の良いところと悪いところ
⑫ 住宅ローン再安値14694円になった!!
⑬ 返済休暇を利用してみると毎月支払い額が下がっていく
⑭ 住宅ローンで大切な事は総支払い額がいくらか?
⑮ 元本を早く減らす方法を考えてすぐ実行する。
⑯ 金利が安いところを探して探して実行することが大切。
第2章 税金はここまで安くできる!
① 税金の事も勉強しよう!!サラリーマンは全く知らないシステム
② 源泉徴収の仕組み
③ 所得税は安くする事ができる!どれだけ払っているかご存じですか?
④ 給与所得控除とは何か?
⑤ 各種控除も把握しておこう
⑥ 所得税の税率はどうなっているのか、見てみよう
⑦ 私の所得税の算出の例を公開してみます。
⑧ どうやって所得税を減らすことができるのか?
⑨ 確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。
⑩ 会社員の方は会社に許可をいただいてから初めて下さい
⑪ 住民税も安くできる。そもそも住民税ってなんなのさ?
⑫ 住民税の計算方法は以外と簡単であります。
⑬ 所得税と連動している住民税
⑭ 国民健康保険も安くできる!高すぎます。国民健康保険
⑮ 住民税額から国民健康保険は連動する。
⑯ 国民健康保険の計算方法以外に簡単です。
⑰ 国民健康保険も3Sで安くなっていく
⑱ さらに住宅ローン控除があるともっとお得になっていきます。
⑲ 住宅ローン控除の額で健康保険税がまた安くなります。
⑳ もし住宅ローン控除がなかったらの比較をしてみました。
21 22年度の例で見てみたい所得税の変化
22 もし22年度確定申告をしていなかったら・・
23 22年度の住民税はこうなりました。
24 住民税の住宅ローン控除の注意点
25 市民税、県民税はおいくら?
26 もし私が確定申告をしないで会社におまかせ~だったら?
27 おかげさまで国民健康保険も安くなりました。
28 もし確定申告をしなかったら国民健康保険はどんだけ~
29 22年度は総額でどのくらい安くなりましたか?
30 国民健康保険の値上げについて
31 23年度からは扶養控除がなくなります。間違いなく増税です。
32 扶養控除がないとどの位の影響があるのか?
33 世帯分離も1つの手 離婚とは違いますから安心して下さい。
34 付加保険料とは?役所でも進めてくれない必殺技
35 年金基金は別会社?いわなかったらもらえない可能性も
第3章 通信費、水道光熱費は、パナシーでも大きく削減できる!!
① 携帯電話夫婦で月額2608円どうしてこんなに安いのか?
② スマートフォンは本当に必要か?白ロムで十分では?
③ インターネットも昔はなかったのに ほぼ0円でネットする方法
④ 固定電話は必要です。IP電話同士なら通話料無料!
⑤ 電気代の削減 少しつけっぱなしでも大丈夫
⑥ エネループのすごさ やっぱりエコです。そしてとても便利
⑦ 水道は元栓からしめれば十分節約になります
第4章 保険も交通費も何もかも見直してラクして貯められる!!
① 学資保険の見直し なんと元本割れの可能性が・・・
② 保険の見直しをしてみたらネット生保が熱い!
③ 国民年金の遺族年金を知らないと多額の保険料を支払っています。
④ 図書館って便利です。以外と知らない品ぞろえ
⑤ 家電は待ちましょう!いつ買うか!それが問題だ!!
⑥ 同じものに買い換える節約どうして同じものがいいのか?
⑦ アマゾンって安いですね。今までよりもとても買い物が便利になりました。
⑧ 移動はタクシーかレンタカーで。所有できるのはお金持ちだけです。
⑨ 長距離の移動は深夜バスがお得。ちょっと疲れるかも・・
⑩ やっぱりリサイクルショップも見てみよう!掘り出し物が眠っているかも?
⑪ 子供運賃60円で電車が乗り放題!鉄男くん、鉄子さんがいるあなたに
⑫ 大回り乗車のルール
⑬ 電子たばこってどうかな?辞めることはできないけれど減煙だったら、出来るかも?
⑭ 映画は前売り券で!4人分で1600円のお得!!
第5章 ラクして稼げないのなら、ラクして貯めればいいのだ!!
① 財布の使い方。試してみると貯まる人になった気がする。絶対ブタ財布はやめよう。
② 若い頃は借金大王。そんな時代もあったよね
③ 就学援助も利用しよう!!恥ずかしがって利用していない人も多いのでは?
④ 子供はどうやって育てていくべきか
⑤ 本業は絶対大事です。定期収入は絶やすな!!
⑥ 家庭が一番大事ですよ。何のために生きていて、何のためにお金が必要か考えよう!
⑦ 1年間実験してみよう!短期間だったら頑張れるはず。
⑧ 10年間で住宅ローンを返済する。絶対後が楽になる目指せアリさん
おわりに
にという感じで目次を多く提出してから出版社の方に削ってもらい半分くらいの目次になりました。ページ数は実際の製本になった時は172Pでした。どんどん削られてこんなに短くなってしまいました。入稿時は400P分くらいはありましたのでさみしい感じがしました。本に乗せている項目も1部はブログに掲載しています。また没になった項目もブログには掲載していますので参考にしてください。
⑫タイトルもこの時に話し合いをしました。
私の中では「ラクして稼ぐ方法はないが、ラクして貯める方法はいくらでもある」
が一番でしたが、編集長、出版プロデューサーなど皆さんでお話していく中でやはり給料日、10万円、5万円というキーワードは入れたいねというお話になりました。
この時はまだタイトルは決まっていませんでしたがほぼその通りになりました。
わたしもこのタイトルでいいのか最後まで考えたのですが、出版社の方がプロなので
おまかせすることになりました。ちなみに決定したタイトルは給料そのままで「月5万円」節約作戦!!です。
ここまでが最初の出版社にいって決まったことです。この続きは今度お伝えしていきたいと思っております。
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